トップ営業マンのなり方 絶対覚醒ゾーンへの入り方 *岩波英知施術体験談

自分にふがいなさを感じて、営業力/交渉術向上のため自己啓発・自己研鑽に取り組む30代営業マンのブログ。脳覚醒・深層心理・コミュニケーション術と脳のカリスマ&天才岩波英知先生の脳覚醒技術体験を経て、日々猛進中!  脳覚醒プログラム、会話の格闘術プログラムで身につけたスキルを武器に、営業や交渉の場で頑張りぬき、社内一のトップ営業マンになりました。 トップ営業マンになるためには、脳を常に覚醒させ、ゾーンに入り自分を高め続けるのみ。一に自分磨き、二にコミュニケーション能力&交渉力、三、四も五も六も高い目標設定と結果を出す意欲! 今では営業能力に絶対の自信を持ち、指導する立場についています。自分が営業力の自信がないと部下にも示しがつきません。 しかし、人間心理と本能と相手の脳を攻略する技術をもっともっと身につけていく所存です。 かつての惨めな売れない営業マンがいかにトップ営業マンになったか、あがいていた時代の記憶や交渉がうまくなる秘訣を書いていきます。

タグ:人間心理の真実

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営業や交渉は、コツさえ掴めば感覚的に、相手の反応や心理を見ながら効果的に次の手を打てるようになる。
しかし、そこまで到達するのが大変で、いくら営業テクニックや交渉の秘訣を頭で理解しても、反射神経にまで高まることはない。
知識でわかることと、感覚的につかむことは雲泥の差がある。

感覚で掴めるということは、知恵を使わずに次の一手を相手の心理状態にあわせて、効果的に繰り出せる。
相手がどんな反応でもすぐ対処できるし、自分のペースに持っていける。

相手の心理を読むことは、知恵を使っている時点で不可能だ。
心理学の本を大量に読み漁ろうが、これだけは身につかない。
すべて感覚だ。

感覚を使っているとき、いい意味で頭を使わず、最高の理想の状態で脳が活動してくれる。
人間は理性で動いているうちは、なんにも成し遂げることはできない。

いくら営業テクニックでよく言われるクロージングや、最後のひと押しの重要性を知っていても、じゃあ実際にどうすればいのか、誰も教えてくれない。
そこは知識じゃないからだ。
相手の脳の動きが読めた上での一言と、同じ言葉でもただ教科書的に言う一言では、相手の脳の動き方は全く違う。

理性は自分の脳も相手の脳もすべて活性化を止めてしまう。
ということは、商品やサービスを購入しようとする行動力求めてしまう。

自分が理性を使うということは、相手側にも理性を使わせ状況判断させてしまう。
それが一番まずい!!!

相手に考えさせないためには、自分が考えないことだ。
感じること、それは理性を使わず、感覚的にいることだ。
それまではひたすらトライ&エラーが必要だ。

最短距離で楽してトップ営業マンになろうなんてありえない。
しかし、感覚的に営業テクニックや交渉のコツを掴んだら、ものすごく楽だ。
こんなに楽に物事がスムーズに進むのかというくらい、自分の中で方程式が確立する。
しかも、どんな状況にも応用可能な方程式だ。
相手の状況に応じて、柔軟に変化可能な方程式だ。

トップ営業マンにならなくても、いい営業成績を上げるためには、いかに知識を重ねてテクニックを磨こうとするよりは、それを一切捨てて(大丈夫、捨てても後で生きてくる)、まっさらにして無のまま相手に立ち向かったほうが早い。

駆け引きをしないことが最大の駆け引きになる。
そして、自分の設定を決して下げない。
妥協はしないこと。
妥協を最初からすると、あなたの売る商品やサービスがその程度だと思われ、実際に立派なものでも低く感じられてしまう。
そんなものに誰もお金は払わない。

相手の心理を読めるには、そして相手の脳を動かすには、自分が脳みそを変に使わず、知恵で相手を動かそうとしないこと。
自分が考えないでいると、相手が考えていることがわかってくる。
それを繰り返してくると、初めて感覚的に身についてくる。

最初は失敗もするだろうが、最短距離で楽して営業成績をあげようとするよりは、圧倒的に上達が早い!
ずっと俺が営業成績をトップで維持できてきたのも、知識と知恵と理性を捨ててまっさらにしてからだ。
相手の心理を読みたいと思っているときほど、相手の心理が読めず、逆に相手に低く見られてしまうだけだと気づいてからだ。

これまでの積み重ねを捨てることは大変なエネルギーが必要だが、それでも捨てた人間だけがトップ営業マンになれる。
営業ができるってことは、どんな仕事でもこなせる。
自己肯定感と自己効力感に満ちあふれて存在になれる。
そうしたら難しいことを考えずとも、目的を達成することができる!!


俺の師匠である岩波先生は、本当に交渉が上手い人だ。
東証一部上場の経営者陣をたちまち虜にしてしまう。
岩波先生が何を考えてやっているかと言うと、何にも考えていないらしい。
変に知恵を回すよりも、地のまま、素の自分のまま、設定を下げることをしないで、ありのままぶつかるらしい。

そして生き様をしっかりと持っている人だから、その生き様やぶれない思考を相手が感じ取る。
相手も一流の社会経験豊富な人だから、小細工をしても騙しきれるわけじゃない。
そんな人が岩波先生の魅力に惹かれる。
ということは、やっぱり小細工をした時点で、うまくいかない呪いに自分をかけているようなもので、営業がうまくいくわけがない。

自己肯定感と自己効力感に満ち溢れた人は、条件設定を下げる必要もないし、ありのままの自分でいいということも知っているから、脳みそを使わない。
別の脳がそれでいて作動している。

そんな理想的な脳に覚醒していくことが、トップ営業マンになるために必要だ。

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窓際族になっている会社の先輩方、同僚、後輩がいる。
あそこに配属されたらもう未来はないと言われている部署に行かされ、うつ病になって給食して、その後退職していった人をたくさん知っている。
俺も一つ間違えるとそうなっていただけに、まったく人ごとじゃない。

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営業力がアップして、会社でも自信を持って伸び伸びできるようになってから言われた恐ろしい上司の冗談があった。
それは
お前、やばかったぞ、給料泥棒の罪で牢屋行きだったんだからな
という言葉だった。
俺は一瞬にして青ざめた。
本当にギリギリだった。

牢屋行きとはズバリ窓際族の部署に配属されることだ。
日本の企業はいまだ年功序列終身雇用が根強いため、そういう嫌がらせを平気で会社はする。
まあ、給料泥棒の罪を犯していたのだからあたりまえだと、そやつらに言われそうだが。
とにかく社員として立場が弱いため受け入れざるをえない。

うちの会社でも牢屋と読んでいる部署は、その社内評価を気にして、ことごとく小さくなっている。
俺も間違いなくなっていたし、そうならないために、たくさん自己啓発セミナーを受けてきたが、それでも営業の成果なんか上がらなかった。
もし窓際族となっていたら、人生にうるおいはなくなったと思う。
ただ生きるためだけに働く実りのない状態のまま退職して、パッとしない老後を暮らして老い衰えていっていたに違いない

現実に抗っていた時に、俺は自分を変えることができたし強くなれたから運が良かった。
もしそれでも無理でエネルギーが切れた時、もはや浮上する力なんて残っていなかっただろうから。
窓際から脱出した人を俺は知らない。
会社では裏で『出所』と言っていたが、実力で見返した人はいなかった。
人は牙を抜かれると、現実にただただ打ちのめされるだけになってしまう。

窓際族にならないためには、とにかく自分という存在を認めさせなければならない。
しかし人からの評価ばかり考えると、人に合わせ、逆にその人の魅力を損なわせ、評価を望んでも得られない地獄に陥っていく。
それでも認められようとすると、個性もなくなって、役立たずの烙印を押される。
だいたい仕事ができる人間は、自分というものを持っている。
それがオーラとなって、営業だったら交渉もうまくいく大きな原動力となる。

窓際族になったらもともと少なかったであろう自信までも壊滅する。
自信はその人の価値を表しているから、ますます低く評価される。
この悪循環に陥ったら、ただ耐えるための人生に変わっていく。
ハリのない人生で老後までも過ごしていく。

本当に社会って厳しいもんだ。
何にもせず惰性で流れに任せている人間は、確実につまはじきにされる。
しかしその荒波を乗り切った人間だけが、次のステージに行ける。
いけない人間は奈落で頑張っていろという。
奈落の底で傷の舐め合いをしても、上にはいけない。
酒を飲んで忘れようとしても現実までは変えられない。

結局この悪い流れを変えるには、劇的に自分を変える他ないと思う。
エネルギーが湧かない人もいると思うけれど、例えば窓際族がずっと続いて、社内でもうだつがあがらない存在で今後何十年もそこにいることの恐怖を考えて欲しい。

「もういやだ!」
この気持が湧いてきた人は必ず窓際から脱出できる

パワーって建設的な方向にだけ存在するのではない。
そういう恐怖のモチベーションってすごく大事だ。

俺も恐怖に動かされて、自己啓発セミナーや成功哲学の本や営業力向上のための話し方テクニック集をむさぼり読んだり体験してきた。
その多くが結果を出せなかったにしても、そうやってもがいて動いていたから、やっと本物に出会えた。
動かなくちゃ、変われる機会はない

窓際になっても、そのエネルギーがあれば不可能なことはない。
絶対に!

オーラがなければ、どんなにうまく商品やサービスを説明しても、相手の脳は変化しない
交渉とは言葉のやりとりではなく、脳を動かせるかどうかだ。
交渉相手の脳を動かすことさえできたら、もはや言葉なんかいらない。
それが会話の格闘術の教えだ。

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そのためにはオーラを身につけないといけない。
かつてみすぼらしかった俺のオーラは、今は「いいオーラ発してますね」とよく言われるくらいになった(笑)
このオーラを見て、相手は勝手に俺のことを過大評価してくれる(いやまっとうな評価か、まあ少なくとも過小評価されない)。
このオーラを発している人間の言葉ならば、ちょっと話を聞いてみたいとなってくれる。

ここに技術とかテクニックなどといったものは介在していないことに注目してほしい。
そう、交渉術も営業術も、テクニックをつかったらおしまいだ。
その時点で相手の脳は作動しなくなる。
まずそれ以前に、オーラが無いからこそ小手先のテクニックを使おうとするわけで、「私はオーラが無い人間だからテクニックとつかっているのでございます」と表現しているのだ。

じゃあ、オーラはどう発せばいいのか?
かつての俺は本当に自信が少なく、知恵や理性で何とかしようとしていた。
だからパワーもオーラも説得力もなく、相手の心を動かすためには話し方の技術を獲得しようとばかり思っていた。
その結果、机上の空論に結果が終わるだけならまだしも、うまく行きかけてきた商談も、その小手先の技術で不意にしていた。
先輩にはかなり怒られたが、恐ろしいことに「俺は話し方が下手だから失敗したのだ」としか考えられない。

だから、いつまでも堂々巡りで営業力などアップするはずがなかった。
知恵や理性じゃない世界で勝負することが、仕事ができる人間になるための第一歩だと気づかされたのは、岩波先生のプログラムを受けてからだ。

俺には情動から発するオーラが全く足りていなかった。
なぜオーラが弱々しかったのか?
それは俺の中の様々な弱点に足を引っ張られていたから。
その弱点を克服するためにたくさんの方法を試してきた。
しかし、知恵で理解しても、根本は変われなかった。

その弱点にとらわれていたからオーラが弱かった。
逆にこういう発想ができていなかった。
俺には弱点がたくさんあっても、それがどうした!」というポイントだ。
この考えはすごく大事だ。
弱点に振り回されるか弱点があっても走れるか、その差はとてつもないほど大きい。

後者はそれこそすごいオーラが出てくれる。
話し方とか会話術がいくら上達しても到達できない世界に引き上げてくれる。
その時点で、すでに弱点ではなくなっている。
なぜならとらわれていないからだ。
心が自由で余裕があるから、そこがオーラになる。

その時には何でもプラス思考になっていき、自信もついてくる。
何でも都合よい考えができるから、プラスのことだけ経験値が獲得できる。

しかしこの革命的な転換はとても大変だ。
普通はできない。
だから、本能とか情動に火をつける必要がある。
その方法は現実にあるし、本能から発したものは、すべて人の脳を動かすことができるオーラとなってくれる。

小細工でいくら努力しても、その人の可能性も器も狭くしていくだけだ。
問題はそこじゃない!!

営業力を向上させようと頑張る時、話し上手になろうとしてしまう・・・・
俺もそれでたくさんの話し方教室や営業力向上セミナーを受けてきた。
実は、トップ営業マンや交渉の達人は、必ずしも話し上手でなかったりする
現在営業職の人やこれから営業の仕事をしなくちゃいけない人は、よく知っておくといい事実だ。
逆に、口下手や、自分にコミュニケーションにおける弱点があると気づいている人が、トップの営業成績を上げたりしている。

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営業や交渉は、己と相手の魂の交換である。
心のぶつかり合いと交流だ。
深層心理では火花が散っている。決して意識上には上らないけれど。
そこを忘れてべらべら上手に話しているつもりでも、相手には何にも心が届いていない。
メッセージも受け取ってくれない。

俺もずいぶんこれで回り道をしてきてしまった・・・・。
どうしても話し上手になることがトップ営業マンの道だと思っていた。
口がうまい人間こそ、営業職の勝者だと。
要領よくなろうと、そういう人間を観察して何か盗んでやろうと思っていた。
もともと話し上手なわけじゃないから、それで自分のペースが乱れた時もあった。
地に足がついていない交渉は、必ず不調に終わっていた。

志が低ければ、話し上手で終わってもいいと思う。
俺って「話し上手だぜ、口がうまい。どんな奴も口説き落としてやるぜ!」と自己満足に浸っていればいい。
そういう人間ほど、つまらない人間しか引っかからない。
ドラゴンクエストで言うスライムだ。
質より量になってしまう。
量が増えても、つまらない人間が合体して、キングスライムになるわけじゃあるまいし。
本当に営業力の劇的向上をめざし、トップに立ちたいなら、相手の心と感情を動かすために何が必要か知っておくのがいいと思う。
メタルキング(スライム)をものにするためには!

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注意点は、こちらがうまく営業ができた、交渉がスムーズにいったと思っても、相手の感情まで動かしていないことが多いこと。
人対人だから、相手も表面的に取り繕う。
笑顔で相づちを打ったりする。時には乗り気を演技したりする。
相手も一応嫌な顔はわざわざしないから、こちらで勝手に勘違いすることもよくあった。
それは、人とうまく生かせるコツでもあるからやっているわけで、感情が掻き立てられ、脳内が揺り動かされているわけじゃない。
他の営業してくる人間にも同じ態度を取っていたのだろう。
どれだけ相手の演技に一喜一憂してきたことだろう・・・
「女心と秋の空」ということわざがあるけれど、交渉相手に女心を変えてもいいくらいだ。

独りよがりで、心も魂もこもっていなくて、ただ上っ面で話が流れている時、そういう目によく合ってきた。
自業自得だったけれど、「うまくいっていたのに・・・なぜだ???」と思ってしまっていた。
ジレンマにはまりこみ、ますます焦って、営業成績も落ちて、ジレンマに陥ってしまった。

自分だけが話していて気持ちいい時が一番の注意点だ。
もしかするとその営業がなぜ失敗したか一生わからずじまいかもしれない。
案外、気づかないまま定年という人も多そうだ。
話し上手は利点かもしれないが、同時に伸びしろを奪ってしまう毒にもなるのだ。

話し上手=気持ちよく話す=上っ面を流れる=軽薄な人間
というレッテルを貼られているのを気づかない方が、口下手よりも欠点だと思う。

口下手な人がトップに立ったりするのは(ジャパネットたかたの社長も、自分で口下手だと言っている)、
話し下手をカバーするために、本気でいい!と思っている商品を真心を込めて説明しているから、相手の心を動かすことができる。

短所も長所になるわけだから、営業も交渉もプレゼンテーションも奥が深い分野だ

人の心を動かすには、ありきたりの通り一遍の話し方では不可能だと痛感している。
それがいくら話し上手だったとしてもだ

人から何らかの印象を持たれるには、人と違っていなくてはいけない。
いい印象でも悪い印象でもかまわない。
噛みついてきた人の方が、当たり障り無い人間よりもインパクトがある。
「明日死体になってるぞ!いいのかお前、それで!」(笑)とか、いきなり顔面強打するとか(笑)
相手は一生忘れられない記憶として無意識に染みこむことだろう。
それで交渉が成立するしないは別の問題だが・・・・

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営業も交渉もライバルと同じでは、相手の印象に残らず、ビジネスが成立できない。
人が動くってことは感情的な動機があるから。
感情の部分にこちらが働きかけなければいけない。人と同じでは一生無理だ。
人から突き抜けるためには、やっぱり覚悟が必要だと感じた。
何の覚悟が必要になったか? 恥をかく覚悟だった。
恥をかいてもいい、それでも交渉相手を落とすぞ! という気持が、相手の心を溶かすとわかった。

この場合の恥は、恥と言っても、一般的な「恥じゃない」。
人と違うとことは、いわば一般論的に言えば「恥」だ。
村社会では、それは恥ずかしいこととして、ひそひそ話の対象になる。
島国根性というのもそういうことだろう。
そういう低いレベルの「恥」の概念ではないのだ。

成功者は恥を乗り越え、恥というリスクを受け入れる覚悟を持っている。
彼らはみんな人と違う道を歩み、道は同じだとしても人と違う考え方や行動をしてきた。
しかし、恥だとは思っていない。「恥って何?」そんな感じだ。
そんなものは当たり前について来るものだと思っている。
だから、恥の覚悟は、恥をかいてもいいというより、恥をかいてもかかなくても、「とにかく俺はやってやる、結果を出すぞ」という覚悟と言った方がいいかもしれないな。

悪い意味でのサラリーマン根性を持ってしまうと、適当に環境に迎合して生きてしまう。
それで良しとしてしまう。
でも、それでいいのか?
むなしくないのか?
はすごくむなしさを感じていた。このまま生きていても、何のために生まれて、こうして働いているのだろうか?
大学卒業後、ずっと自分に言い聞かせてきた。
むなしさで心が落ち込むこともたくさんあった。
俺の生きる道はどこにある? ずっと問いかけてきた。
ちょっと哲学チックになってしまったけれど、こういうむなしい思いを抱いてきたのは、俺だけじゃないはず。
本音を話せる友人も、みんなそういう気持を吐露してくれた。 
適当に会社に迎合して生きることは、それほどまでにむなしく、やるせないものだった

恥の話に戻らないといけない。
恥をかけない人間が、人から認められないのは当たり前だと思う。
恥をかける人間こそ、世の中の最強人間だと思っている。
むなしかったのは、人と違ったことをやらずセーブしてきたことと、恥をかかないように生きてきたことの二つだったと気づかされた。
恥がかけない=自分を守っている=自分の色を出せない=自己存在価値を感じられない=むなしさ、空虚な気持
会話の格闘術や岩波さんの心理脳内プログラムを受けている時、己の進む道が定まった。
どこまでいっても、人間は覚悟なんだと。
覚悟を無意識に定着させることが、岩波先生のプログラムの重要なポイントだと気づかされた。

そこで、恥への覚悟、人と違ったことをどんどんやっていこうという信念と暗示を、無意識に叩き込んでいった。
何かの交渉ごとに望むにあたり、色々考えて対策を練っている時は必ず、恥をかかない方法を探していた。
守りの姿勢だった。そう、人生にむなしさを感じてしまう姿勢だ。
そんな消極的な姿勢じゃ、相手に自分の言いたいこと、感情が伝わらないのは当たり前だった

考えることも必要だが、自己を守るための知恵ではなく、交渉を成功に導く知恵でなければならない。
結果を出すという知恵しか、知恵はいらない!

交渉の成功のために、恥をかくことがあっても、結果を出すためなのだから、恥なんて言ってられない。
いや、恥だの何だの考えている時点で、もう器が小さい。
人間は恥をかける人間を好むという。
これは的を射ていると思う。
なぜなら、恥も外聞もなく全力で交渉相手にぶつかっていった時、いい干渉を得たからです。

何としても交渉を成立させてやる! そのためにはハートと魂を燃え上がらして交渉しよう!
しかし、交渉相手は売り込んでくる私を鼻で笑ってあしらう態度だった。
「なぜ、あんたはウチに売り込みたいんだ?」と面倒くさそうに聞かれた。
普通なら、商品・機材の素晴らしさ、効率性をうたいあげ、「御社にとってすごく利益を生み出します!」と言うところだけど、「私がトップになるためです!」と言った。
大手のお偉いさんだったその人は、ありきたりの回答を想像していたみたいだったが、面を食らったようだ。
まさか個人的な野心を理由にするとは。
こういう商談の場で個人的な欲望を言うことは、恥だ。
しかし、その時すごく手応えがあった。
その後の相手の鋭い切り返しにも、自信を持って鋭く答えることができた。
「私が売っているから、いいものなのは間違いないです」こういう冗談まで言えるようになった。
もちろん本気で言っていたのだが、冗談として成立する落としどころがあったから、効果は抜群だった。
数ある売り込みの中から、ウチを選んでくれた。
そして、昼休みに一緒にランチに行こうと誘ってくれた。
今でも時々夜に食事をする関係になった。

恥をかける人間を嘲笑する奴も中にはいると思う。
そういう奴は例外なくちっぽけな存在だ(匿名掲示板に数多くいるタイプと言えばわかりやすい)。
ほんのちっぽけな器のない人間が、その人の恥を嘲笑する。
しかし、俺の人生は、そんなちっぽけな人間のために存在しているわけじゃない

もっと大きなことを成し遂げるために存在している。

人生は一度しかないとよく岩波先生から刺激された。
恥をかくことができない人生に何の価値があるんだろう?
恥をかける人間は偉大だ!
そのためにできることは、恥をかく=リスクを受け入れる覚悟を平生から自分に言い聞かすことだ。
徹底的な自己暗示で信念にまで高めなければならない。
頑張るぞ!

これでもだいぶ恥をかける人間になってきた。
恥を超越できた時に、人生の充実感があったし、仕事の成果もあがった。
一度感覚的に身につくと、より営業や交渉が上達していく。
上へ上へ上っていく充実感を今すごく味わっています

不況だというのに忙しくてブログが更新できませんでした。でも、ありがたいことだ!
とはいえ、忙しい中にもブログを書き込みできる時間はあったはず。
反省してます。

さて、本題に入りたい。
岩波先生の会話の格闘術は、相手を潜在意識と脳内からコントロールする技術だ。
しかし、相手を変化させるためには、まず自分を変えなくてはいけない原則があった!
小手先の技術で相手の無意識をコントロールしようとしても難しい。
相手はそこまでバカじゃない。
理性という甲冑を着込んでいるのだ。

というか、小手先の技術はいわば小細工を弄すわけだから、頭の切れる人なら、簡単に逆に心理を読み取られてしまう。
器もそれまでの人間だと認識されてしまう。
これではいくら美辞麗句を並べても、交渉相手を落とすことなど不可能
俺は会話の格闘術を習う前、知らないうちに言葉だけで相手を口説き落とそうとしていた。
その時は当然うまくいかなかったし、逆に真心がこもって営業できた時、結果を出すことができた。
ちゃんと学んでいたはずなのに、いつの間にか理性で相手を説得しようとしてしまっていた。
俺の弱点だったし、本当に悪い癖だった・・・・
トップ営業マンになるという野心があるのに、器の小さいことをしていたわけだから、それじゃなかなか思ったとおりにいかないのも当然だったな・・・・

なぜ上述の気持でやったら、交渉相手を落とすことが不可能なのか?
これはいくらビジネス交渉スキルの本や話し方の本を読んでも上達できない答えにも成りうる。

それは、相手をコントロールしようとするだけで、一番肝心な己をコントロールできていないのだ!
例えば戦闘機に超高性能ミサイルを配備したとしても、肝心の機体が紙飛行機だったら意味がないのと一緒だ。
飛ばない豚はただの豚さ」状態になってしまう。

つまり己を生き様から変えなくてはいけない
これは鉄則だった。小手先では変えられない。
無意識の奥深くから自己変革していかなければいけなかった
それができれば、相手のコントロールもけっこう簡単にできる。
つまり、相手を暗示にかけることができる。
暗示というと大仰しそうなものだけど、ごく自然に会話の中に暗示を入れ込むことができる。
それが相手の無意識に入り込む


生き様から変えるという意味は、リスクをとることができる生き様だと教わった。
自らリスクに立ち向かっていく人間を、人は称賛するものだ。
それが個人対個人でも同じこと。
そこにオーラが生まれる。
理屈じゃない世界なのだ。
動物的な本能の世界だ。
叩き上げの人間が、大学あがりのインテリ人間よりもパワーがある人が多いのは、本能が勝っているからだ。
その二人が対峙したら、勝つのは叩き上げの人間の方だと賛同する人も多いと思う。

全身全霊、勝負をかけてきた人間を、人はおろそかには絶対できない。
しかし、情熱をもっている人間でありながら、客観性も同時にもっていなければいけない。
ただの熱血馬鹿とは違う。
体育会系の営業マンはそれオンリーの人がいる。
冷めている人よりはいいし、押しが強いことも立派な利点だ。
しかし、効率が悪い営業をし続けている人も、俺の周りでたくさんいる。

静かにたたずんでいながら、何か人と違うオーラを発している人がいる。
そうなるためには常に自分に自己暗示をかけていかないとダメだ。
相手の心理が変えるためには、こちらの情熱と生き様がありきで、最後に言葉によってはじめて可能になる。

紙飛行機の生き様ではなく、軽量でありながらも丈夫な高性能金属を身にまとっていなくてはいけない。
それが理屈じゃなく、言葉じゃなく、相手にダイレクトに無意識に訴えかけられる最大のパワーだ。

実は会話の格闘術プログラムで、自分の内面を深く掘り下げていく作業をやる。
いわゆる、無意識の領域を掘り下げていくわけだけど、情熱も抑圧も感情も目的意識も信念もすべて、無意識の中に詰まっている。
これを解き放ったとき、心の底からジワジワと泉のようにわき上がるモチベーションを実感できる。
この体験をした時、無意識のパワーに面食らった

動機付けは、本を読んで刺激されるよりも、自分の無意識を掘り下げた方が、永久に続くモチベーションが身につくとわかった瞬間だった。

己をコントロールできるのも、無意識からしなくてはいけない。それが真のコントロールだ。
左脳の表面だけでコントロールしようとしても、自分を制御しきれないに違いない。

交渉術・営業術の先生である岩波さんは、3年ぐらい徹底して呼吸法に自己流で取り組んだらしい。
そして、呼吸法のすごさとすばらしさを体感し、自分を変えるためのツールに利用したそうだ。
何でも執着して独自の道を切り開いてきたことは、大いに刺激を受けた。

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呼吸法は人の精神(潜在意識・無意識)と脳に多大な影響を与えることができる。
これはわかる人はわかるし、わからない人はわからない。
こればっかりは、呼吸の効能を体感しないと理解できない世界だ。

自己暗示力のすばらしさとすごさを前のブログ記事に書いたが、
呼吸法は自己暗示力を高めて、深く脳に条件付けるために必要だった
相手を交渉時に知らず知らず暗示にかけるためには、こちらが無意識と脳内のコントロールをしていないと難しい。
そのためのツールが、トランス呼吸法と言われるプログラムで教えてもらえる方法になる。

人間には、混乱した意識、普通の意識と変性した意識がある。
普通の意識でいる時、理性万能だから、普通の成果しかあがらない。
混乱した意識は、営業の場合は、しどろもどろになったり、最低限の説明すら満足にできない精神状態。
理性が働かないのはもちろんのこと、相手の心を揺さぶる精神状態とはほど遠い。
勝手に自分で心が揺さぶられている。

では、変性した意識とはどういうものかというと、理性が少なくなる変わりに、感覚の世界が大きく広がる。
理性で抑えていた無意識の世界が、グッと身近なものになっている。
だからこそ、自己と深く向き合うことができ、邪魔な批判力という理性の障壁をものともせず、暗示が浸透できる。
モチベーションを打ち消してしまうのも状況判断という理性なら、その理性がない変性した意識で自己暗示をかけることで飛躍的にモチベーションを上げられる。
右脳、左脳で言ったら、左脳はお休みしていて、右脳が活性化している(それも深い原始的な右脳の部分が)

そうなるためにも呼吸法が重要になるのだ。
呼吸法といっても、腹式呼吸とかそういうものじゃない。
他にはないやり方で、先述の通り岩波さんが開発したものだ。
さすがに無意識へ強く訴えかけることができる技術を開発していることだけあって、呼吸法一つとっても、他を圧倒していると思う。
(話し方教室に通った時、腹式呼吸を習ったことがある)

相手を説得できないのは、こちらの理性が勝ちすぎているから。
そりゃあ、理性は重要。
ないとただのバカだし、猿並になってしまう。
だが理性に頼りすぎると、せっかくの言葉のパワーも、相手の心に届かないほど目減りさせてしまう。
俺は昔から学校の朝礼が大嫌いだった。
くそつまらない校長か教頭の理屈くさい話をずっと聞かされるからだ。
もし彼らが、感情を込めて話してくれたら、俺でも絶対耳を傾けていたと思う。
人気のある大学教授は、そういう話ができていて、とても楽しかった。
だから、大学生の時はその教授の授業だけは絶対通っていた。
つまり、人間は理屈・理性に攻めてくる相手を毛嫌いする生き物だ。
(これが話し手になると、そういうことをすっかり忘れてつまらない話しかできない・・・・すごく昔反省した・・・)

(内外に)情熱を持っている人間が、相手を説得できるのは間違いないことだった。
相手の心を溶かすのは情熱の炎だ。
ゆっとくが、情熱の炎は大げさなものじゃなくてもいい。
静かな炎であってもいい。
だが、内では強烈に燃えていなくてはいけない。

なぜ情熱がわき上がらないのか?
それは、理性万能になって、意識上でも意識下でも情熱の炎を消してしまっていることに気づいた。

自己暗示を入れる時も、理性が邪魔していたら、効果が出ないことに気づかされた。
特にものごとを難しく考えたり、とらえてしまう時に自己暗示を入れようとしても、なかなか暗示の通りいってくれない。
だから、そういうときこそ呼吸法で理性の力を弱めて、自己を見つめて、その上で自己暗示をかければいい。

疲労した時にも呼吸法によって、心身をリフレッシュできる。

会話の技術を磨くのもいいが、ときには心をリセットして、励めばいい結果が出ると思う。

取り組み方としては、理性が勝っていることをまずカットするためにも、激しい呼吸法をしてから、好きな呼吸法をすればいいと思う。
頭がぼやけてきたり、リラックス感を味わえるようになってきたら、暗示を聞くなり、さらに呼吸をして無意識の扉を開く練習をするとよかった。

自慢じゃないけれど、営業会話術を得るために、東京にある話し方教室や営業セミナーをたくさん受けてきた。
就職活動の時から、最終的に岩波さんの会話の格闘術を受けるまで、4教室通った。
その中で別格だった会話術が岩波さんの会話の格闘術だった。
会話術ではなく、人間心理と脳内攻略術といったほうがよいか。

他がカローラや軽自動車だとしたら、会話の格闘術はジェット機の違いは優にある。
マジでそうだ。
体系的に教わることよりも、交渉術が身につくための自分を手に入れるためのプログラムだと捉えるとわかりやすいと思う。

飛行機の方が料金は高いけれど、翼を手に入れたら、どこまででも飛んでいける。
それと同じで、その自分を手に入れたら、ビジネスの場面だけでなく、あらゆる人が絡む現場に適用できる。
会話や話し方って、普通、知恵のレベルでやるものだ(左脳を使う)。
左脳は所詮左脳であって、あくまで論理的に組み立てていくものだ。
左脳から発せられた会話、発言は、実は人の左脳で理解されたとしても、心が揺り動かされたりはしない
交渉相手が心が揺り動かされるためには、こちらがある特殊な脳の状態になっていないといけない
そこを獲得していくためのプログラムが「会話の格闘術」で、類似のものは他にはないと思う。
どう話したらいいか、どう受け答えしたらいいかとか、枝葉の部分は本に任せればいいと言うスタンスで岩波先生はやっている。
もっと見落としてきた、或いは見ないようにしてきた大きな落とし物が、自分の中にあるだろう?という考えだった。
人の無意識や脳が動かされるための「本質」を教えてくれた。

会話の格闘術で学んだことを書いていきたい。

まず人と人が出会うと言うことは、一種の緊張状態になる。ちっちゃな火花が散っている。
意識することもあれば、無意識でそれが起こっている時もある。どちらにしても、交渉や営業とはそういうものだ。
そしてその「勝負」は最初の一瞬で、その勝負は決まると言っても過言ではない。
それぐらいシビアなのだ。

岩波さんの会話術・交渉術プログラムが会話の格闘術と言われるのは、そこからもあると思う。
第一印象がすべてを決めるといってよい。
第一印象は演技して笑顔を作れば、いい印象を与えられるというわけじゃない。
そりゃあ、しかめ面よりは絶対いいに決まっているが、表面的対策の域を出ない。
そこで、人間には無意識や潜在意識、脳には本能を司る部分があることを思い起こすべきだ。
俺もついそれを忘れてしまって、表面的な小細工を弄してしまってきたけれど、人間には見えない部分でちゃんと感じているものだと言うことは強く戒めておきたい。
相手の無意識や本能(動物的カン)では、演技しても取り繕いきれない部分を感づいてしまっている
それが意識上にあがってくるかどうかは別として、特に大物相手の交渉をする場合、相手はそこにすぐ感づいてしまう。
営業しやすい相手は演技でも何とかなるかもしれないけれど、トップを目指すなら、そういう小細工を弄すれば弄するほど墓穴を掘ってしまう。
男女の仲に置き換えるとわかりやすい。岩波先生もよくそういう例をだした。
無意識でお互いに品定めをしている。
人間も動物だし、本能的なカンを働かせようとする。
自分を装飾して取り繕って、釣り上げることができるのは、いわゆる「つまらない足りない人間」だけだ

だから、今一度左脳や表面的な対策をして、相手の心を動かそうとしない方がよかった。
うまくいかない時って、知らず知らずそういうことをしてしまっていたわけだ。
人間の無意識におけるシビアなこちらへの品定めは、非常に厄介なのだ。

かといって、「なめられてたまるか!」なんて肩をいからせて相手と向かい合えばいいというわけじゃない。
非常にシビアなんだけど、会話の格闘術を学べば、そこはうまくこなせると思う。
だから恐れることは全然ない。複雑に考える必要もなかった。
とりあえず、小手先のテクニックで相手の心をコントロールしようとすることだけはやめた方がいい。
通用しない相手は多かった。
これを相手をバカにしているってこともあるが、実は自分の価値をひどく下げてしまっているだけだと気づかされた。
小手先のテクニック=小狡さを弄してくる人間って、信用でき無くないですか?
ドラえもんの骨川スネ夫が、目の前にいたら、絶対信用できないし、低く見てしまうと思う。
知らず知らず、スネ夫になっていなくはないか? これは常に自分に言い聞かせている。
映画版のジャイアンのように、リスクを顧みず、仲間のために体を張る人間こそ、好まれるし、信用される。

左脳がここまで発達している社会だと、みんな気づかない。
気づかなくても一応生きていけるからだ。
でも、どこかでうまくいかない、俺はもっと上に行ってやる、と言う人間は絶対気づくべき、人間の真理だと思う。
その真理を気づいただけで大きく相手よりも優位に立てる。
俺もまったく気づかなかったし、小手先のテクニックを弄してしまっていた。
だから、野望は高くても、なかなか結果が出せないジレンマに苦しんだ。
俺ってここまでの人間だったのか・・・認めるのが怖かった。

営業、交渉マスターになるには、どんな要素が必要になるかというと、それは言葉、話の組み立て方でもない。
生き様に直結する。そこから滲み出る空気が相手を変えられる。
生き様とは覚悟である。

燃えて生きている人には、誰だって悪い感触をもたない。
なんかいいなと認めてしまう。
完全に冷め切っている人間ならどうか?
そばにいて欲しくないと思う。気持ち悪いし信用できないと感じてしまう。
事務的な対応をされると「何だかな・・・」と誰だって思う。

燃えている人には誰だってよいイメージを持つ。ちょうど太陽を人間が好むように。
だから、目的を持って頑張っている人の第一印象は、その容貌関係なしに良いものだ。
そうなると日常からの生き様構築が非常に重要になってくる。
いろいろと他に要素があるけれど、人を落とす交渉術のベースとしてはこんなところだと思う。
そのために生き様を獲得していくのが会話の格闘術の肝の一つだ。

では実際に言葉は何をかければいいんだろう?
何かすごいこと、相手の心をがっちり掴む気のきいた言葉をかけなければいけないのか?
違う! まずは誰でもできる簡単な練習法を習った。

いきなり「好きです!」と全身全霊言っても、気持ち悪がられるように、そんなことをしては逆効果。
ただの挨拶でいい。ぼそぼそではなく、心地よい風を相手にながす感じの挨拶でいい。
すごく簡単。
だけどみんなそんな簡単なことができていない。
とはいえ、練習は必要だ。
完璧に最初からうまくいかない。頑張ろう!

実は人が人と話すって、すごく重要で奥が深いものだ。人間の心理と意識は何層にも奥深くまで分かれている。
そこで本人が気づかないことでもちゃんと相手の心理を読んでいたりする。
だからといって、身構えたり、さらに難しく考えるとよけい頭がこんがらがったりするし、恐怖を感じるだけ。
それに、人間の本能はけっこう単純だなと思う。
単純だからこそ、こちらも単純明快に働きかける必要がある

だから複雑化させる左脳をフル活用してはいけなかった。

そういう会話の妙を学べるのが会話の格闘術で、何をすればいいのか、相手の心理や脳を攻略する技術を教えてくれた。
会話や人間の心理に対する認知の歪み、本質からまず学べるから、他のどの会話術よりもよっぽどタメになる。
岩波さんはそれが当たり前のようにできているからめちゃめちゃすごい。
営業畑で生きてきた人は、岩波さんのやり方は参考になりすぎるくらいなるだろう。
俺がたくさん受けてきたセミナーや講座では、こういう教わり方をしなかったし、無意識潜在意識から構築していくプログラムも、はるかに飛んでいるものだった。

喧嘩の強さは腕っ節ではない。
精神力がすべてだと思う。
もっといえば、『魂の強さ』が強い方が勝つ
どちらが相手を倒してやろうかという気迫が大きいと思う。

喧嘩する時、瞬間的に相手は与しやすそうか、手強いか、本能で人間は判断するもの。
だから、その精神力・気迫が勝ったものがまずは勝つ。
そこに差がある場合、殴り合いの喧嘩まで行かない。
だから本当に喧嘩が強い人間は喧嘩なんかしない、という法則に行き着く。
(やるときはやるが)

覚悟を持った方が、最終的には喧嘩も、ビジネス交渉もすべて優位に立てる。
生半可な知恵で構築した小細工では、絶対負ける。
知恵は魂を目減りさせる


殴り合いじゃない喧嘩はいくらでも社会で存在している。
ビジネス交渉なんて、一種の喧嘩だ。
ましてや利害が食い違う場合、どちらが上回るか闘争が始まる。
表向きニコニコして交渉していても、本能では、無意識では火花が散りまくっているのだ。

そうなるとメンタルの力=リスクを背負って生きることができる力が増した方が、交渉はうまくいく。
もちろんのこと、相手が敗北感を味わうようではただのバカだ。
街中で出会ったちんぴら相手ではない。
プライドもあり肩書きもある人が相手なのだ。
表面的にはすごくフォローしつつ、相手の顔も潰さず、お互いwinwinの関係に持っていく、これが理想的だ。

これができる人間は喧嘩が強いだけでなく、最も強い社会人になれるだろう。
俺の理想です。頑張るぞ!

腕っ節の強い人間がもてはやされる時代ではない。
それは格闘技の世界だけの話だ。
我々ビジネスに携わる人間は、交渉の時こそ喧嘩の場だ。
会話の格闘術はそういう喧嘩に勝つ方法を身につけさせてくれた。
師匠の岩波さんほど迫力があって、喧嘩に強い人間はいないと思う。
すごい強いオーラというか魂を、強烈なほど持っている。
かといって、喧嘩なんかしない。
喧嘩になる前に勝負が決まっているからだ。
しょっちゅう喧嘩を仕掛ける人間は、そういう意味じゃ弱い、実はメンタルがもろい人間だと言っていいと思う。
弱い犬ほどよく吠える・・・・昔の格言は真実だ

『交渉相手と秋の空』・・・・
こちらも人間なら、交渉相手も生身の人間。
いろいろな精神状態がある。
機嫌のいい日だったら交渉成立、虫の居所が悪かったら交渉不成立・・・・
こんな話はよく聞く。

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営業先、交渉相手がどうも不機嫌そうな時。
笑顔なんだけど、話に乗り気じゃない時。
真っ先にこの相手じゃダメだと感じる相手もいる。
その時、俺はすぐ戸惑って、まごついていたものだ・・・・。
どうせ話したって無駄だろう・・・・しかし、一応仕事だ、やってやるか・・・・。
そんな心理状態じゃ、ますます無理な話になっていった。
100%成功した試しがなかった。

トップ営業マンじゃない人間は、そのとき、相手が悪い、タイミングが悪かった・・・・と相手のせいにする。
まあ、他で成功すりゃいいやという感じで。
しかしトップ営業マン、つまり交渉の達人は、どんな人間でも結果を出せてしまう
話し上手だからか? 違う。
交渉相手がハードネゴシエーターの場合、話し上手なだけでは余計空気が悪くなる。

なぜだろう?
営業交渉術の師匠・岩波先生に相談したことがある。
その答えは「それは○○(俺の名前)の心情を相手が敏感に察知したからだ」という。
苦手意識を持った人間に、嫌だな・・・と無意識で感じている空気を人間は醸し出してしまうそうだ。
本当は2メートルの壁で超えられない高さじゃなかったのに、自分で5メートルにしてしまっていたわけだった。

前回のブログ更新の時に、相手の反応は、自分を鏡で映していると書いた。
嫌だな、苦手だなというオーラをしっかり相手に流してしまっていたのだ。
無意識で感じていることは、決して意識で押さえ込めない。
相手がやり手の場合、すぐ動物的本能やそれまでの経験で察知する


本当は別の空気やオーラを流すべきだった・・・・。
その空気とは「何があってもいいという覚悟」「苦手な人間でも何でもとにかく伝えるという決意」「自分という壁を取っ払って、むき出しの人間で勝負すること」という無意識からの構築が醸し出してくれる
こういう空気が相手の壁を崩してくれる。
無意識から構築したそれらの信念は、表面上で構築したわけじゃないから、真実だ。

知恵でつくった話は、偽物である可能性が強い。
真実に人は心を惹かれる。本能がそれを求めているからだ。
詐欺師が、なぜ成功するのかといえば、本気でその時は言っているからだ。
話し上手という理由だけじゃない。
もしくは、結婚詐欺でいえば、相手の心が「この人が好き! 愛している!」という感情でいっぱいだから、どんな理不尽な要求にも疑うことなく聞いてしまうのだ。

無意識から構築した心情は『真実』として相手に伝わる。
そこで迷っていたら、真実じゃない。
だから、その場でいくら上手に話しても、もう取り返しがつかない。
そのオーラを相手が吸った時点で勝負はついていた
わけだ。

トップ営業マンは、それをよく解っているから、話し方や交渉内容なんて二の次だ。
つまり自分自身で勝負しているのだ。
己の魂から、覚悟と信念を構築して勝負している。

営業とは自分を売り込むという格言は、まさにそういうことなんだと、岩波先生は教えてくれた。
売り込めるぐらいの自分を持っている人間の言葉は、拙くとも貴いものなのだ。

真実を交渉相手に感じさせれば、結果は思いのまま!

心と魂がこもっていない交渉は相手に何の感銘も起こさないことを書いた。
では、一生懸命相手に売り込みたいことを伝えればいいのか? という疑問が出てくる。

一生懸命やれば相手の心に伝わるかというと、その一生懸命さが相手の心に負担を起こしてしまう可能性もある。
しかし、心と魂を込めることは、最低限どんなことでも必要だ。
口下手だろうが、どもったとしても、決して装飾できないハートだけは、必ず相手に伝わるから。
何が最初に必要かというと、その人の持っているオーラだ。
一生懸命を示したとして、相手の心や脳に受け入れられるオーラと負荷がかかるオーラがある

俺も口がうまくない方で、不器用で、融通がきかない人間だから、流れるように話し上手かというとそうでもない。
かといって、後輩から言わせると、「先輩、口がお上手ですね」と言われるくらいだから、端から見ると下手でもないらしい。
おそらく交渉成立に持っていったことで、後輩は「口がうまいから成立させた」と思いこんでいるのだろう。
つまり、昔の自分のように、話し上手がビジネス交渉術向上の秘訣だと思っているわけだ・・・・
それは錯覚に過ぎないし、ICレコーダーで聞き返してみると、別に話し上手でも何でもない・・・・。

でも、上達しているなと自画自賛できるところは、自信を持ってハキハキと心を込めて発言していることだった。
いくら一生懸命でも、そこにジメジメとした空気を流したらいけないということ。
一生懸命=交渉相手に泣きつくわけではない。
よく新聞販売員の泣き落としに辟易していたが、彼らはそういう交渉術を使っていた。
それじゃ、嫌悪感を持ったのも無理はないな。
ということは、我が身を振り返って反省しなくてはいけないこともある。

ジメジメを人間は毛嫌いするという心理がある。
人間も動物的本能を持っていて実はそれによって判断されている(理性判断だと思ったら大間違い)。
メスが、弱さを感じさせるオスとは交尾しないのと同じ構造だろう


どこかカラッとした、でも心と魂はちゃんと相手に届く感じがベストだと岩波先生から習った。
つまりオーラが少なくともジメジメとした陰湿なものだと、最初に相手は壁をつくってしまう。
相手の心と脳が動く=こちらが相手に壁をつくっていない、ということだ。
こちらはあなたに何にも壁をつくっていませんよ、というメッセージに一生懸命さが伝わると、相手の気持ちが動き始める。
その時が交渉のチャンスになることを何度も経験してきた。

相手が交渉を妨げる厄介な壁をつくっているのではなく、実はこちらが壁をつくっていて、相手が鏡のように反応しているだけなのだ
岩波先生から習った時、人によって壁をつくってしまっていた自分を発見し、愕然とした・・・・
そもそも相手は最初から壁をつくっているから、壊さなくちゃいけない。
同じようにベルリンの壁を対抗して構築しているようじゃ、うまくいかないのは当然だと思う。

恥をかくことが営業交渉力向上の秘訣みたいなことを書いたことがあったけれど、恥をかけるということは、壁をつくっていませんよ、という表れでもあるから、ここでもリンクしてくる。

人間心理の本質は本当に奥が深い。しかし、やり甲斐がありすぎる分野だ!
人間心理や脳の動きまで、学ぶことができたのは、やっぱり岩波さんの鬼才ぶりによるところが大きい。
さすがに潜在意識や脳の微妙な動きまで把握できる異才だけのことはあると思った。

ちょっとしたズレで、人の心を攻略できなくなるから、怖さすら覚える。
周囲の状況に合わせるよりも、やっぱり自分の脳内が定めて行動することが、一番の近道なんだな。

結論から言うと、営業や交渉ごとでうまくいかず、悩んで焦る人は共通点があると思う。

心と心の交流が苦手だと言うこと。
地を出すことが下手とも言える。
どんなことかというと、自分を守って、感情的なものを出さないようにしていること。
心を開かないで交渉しようとするから、相手も心を開かないのが答えだと俺は強く最近感じてきています。
うまくいかなかったのもそうだったのかと思い当たることがある。

前回のブログでは苦手だと思っていた人間も、実はこちらが苦手な態度を、こちらの責任で作り上げていたかもしれない。
相手はこちらの鏡だ。
相手のせいにしてはいけない。相手にうまくいかないことの責任を押しつけるなら、まずは自分のまずい点をちゃんと把握する勇気が必要だと思う。
確かに自分の弱点を把握するってきついことかもしれないが、やった方がよかった。
もし自分に落ち度がなかったら、それこそ相手の責任にしていい。
あいつは誰に対してもそうなんだろうなと突き放してみるといいかも。
そういう割り切りもどこかで必要だなと思う。
自分のあら探しをして悩むよりもよっぽど健康的だし、停滞しないで済む。

ところで、営業成績が上がっている人や交渉が上手な人は、心を開くのがとってもうまい!
俺は相手によって心を開いたり、閉じたり、見知らぬ人には心を許さなかったりする人間だった。
営業がうまくいったとしても、相手と偶然合ったからできただけで、自分の意志で、コミュニケーションの力で心を溶かすことはできていなかった。
いつも成り行きでその場しのぎ、出たとこ勝負だった。
これじゃいくらトップ営業マンになって出世してやると思い描いても不可能な話だったと今ではわかる。
一人で思い悩んでいたら、ますます足と沼地にとられて、今ももがいていただろう。

だから壁に行き詰まってしまったのだ。
自己啓発が大事なのはわかっていた。
だから、本屋に行って何十冊も本を買いまくった。
それはどこかで栄養になっているのかもしれないが、それが交渉の場面で発揮されたことはほとんど無かった。

営業が成立する時はどんな時なのか、営業と交渉の先生・岩波さんに教えてもらい、やっとわかった。
(もっと早くきづけって話だ)
みんながやっている営業の仕方をマネしたら、絶対うまくいきっこないのだと!


営業先の人に退屈でつまらない思いをさせてはいけない。
それは人と同じことをやっているから、退屈させてしまうのだ。
何の変化もない。俺である必然性がない。他のものでも勤まることをやっている。
それでは俺の存在価値は何なのか?
ずっとアイデンティティに悩んできた。
今思えば、人と同じことばっかりやっていて、その世界からグルグル同じことばっかりやって抜け出せなかった。
それじゃ、人と違う価値を持つ「俺」という存在なんか発見できるはず無かった。
存在価値なんか見出そうなんて不可能だったのだ。

俺が俺であるために何が必要か? 
知識はそもそも、人類の情報集積のために共通化されて積み重なってきたものだ。
その最たるものが本だろう。
だから、本に頼っていた俺は、他と同じ人間になっていた。
それでは顔が見えない。
俺が俺であることは難しい。

ではどうすればよかったか?
知識とは対極にある感情というものを掘り下げていく。つまり魂の世界に身を置くことが大事だと教わった。
魂は決して同じものはない。
しかし、相手に俺の魂を感じさせなければ、無いも同然だ。
魂を発揮するにはどうしたら? それは心を見せることだ。
心を開くこともその一つだった。

心をこちらが開けば、遅からず相手も心を開くものだということが、体でわかってきた。
心に魂がのってくれる。知識のひけらかし(いわゆる上手に話すことも含む)では魂は滑り落ちてしまう。

岩波先生のコミュニケーション術は、話し方の方法じゃなくて、心をどう動かすかの技術だから、発想の転換が必要だった。今までと違うことをやらなくてはいけない。
戸惑ったが、やり甲斐もあった。
それこそが、俺が俺であるため、アイデンティティの確立のために必要なことすべてだった。
本当にそう思った。俺はこの道しかない。これでいくんだ! と。
今まではうまいことをいって、相手から了承を得ることばかり考えていたけど、すごい無駄なことをしてきた。
反省した。
そして、再び新規巻き返しをしようと決意した。

相手が心を開かずとも、自分だけは開いておこう!
さすれば、営業も職場の人間関係もすべてうまくいく!!


心を開くことが苦手な人でも、方法がある。
それはまたあとで書いていきたい。

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