不況だというのに忙しくてブログが更新できませんでした。でも、ありがたいことだ!
とはいえ、忙しい中にもブログを書き込みできる時間はあったはず。
反省してます。

さて、本題に入りたい。
岩波先生の会話の格闘術は、相手を潜在意識と脳内からコントロールする技術だ。
しかし、相手を変化させるためには、まず自分を変えなくてはいけない原則があった!
小手先の技術で相手の無意識をコントロールしようとしても難しい。
相手はそこまでバカじゃない。
理性という甲冑を着込んでいるのだ。

というか、小手先の技術はいわば小細工を弄すわけだから、頭の切れる人なら、簡単に逆に心理を読み取られてしまう。
器もそれまでの人間だと認識されてしまう。
これではいくら美辞麗句を並べても、交渉相手を落とすことなど不可能
俺は会話の格闘術を習う前、知らないうちに言葉だけで相手を口説き落とそうとしていた。
その時は当然うまくいかなかったし、逆に真心がこもって営業できた時、結果を出すことができた。
ちゃんと学んでいたはずなのに、いつの間にか理性で相手を説得しようとしてしまっていた。
俺の弱点だったし、本当に悪い癖だった・・・・
トップ営業マンになるという野心があるのに、器の小さいことをしていたわけだから、それじゃなかなか思ったとおりにいかないのも当然だったな・・・・

なぜ上述の気持でやったら、交渉相手を落とすことが不可能なのか?
これはいくらビジネス交渉スキルの本や話し方の本を読んでも上達できない答えにも成りうる。

それは、相手をコントロールしようとするだけで、一番肝心な己をコントロールできていないのだ!
例えば戦闘機に超高性能ミサイルを配備したとしても、肝心の機体が紙飛行機だったら意味がないのと一緒だ。
飛ばない豚はただの豚さ」状態になってしまう。

つまり己を生き様から変えなくてはいけない
これは鉄則だった。小手先では変えられない。
無意識の奥深くから自己変革していかなければいけなかった
それができれば、相手のコントロールもけっこう簡単にできる。
つまり、相手を暗示にかけることができる。
暗示というと大仰しそうなものだけど、ごく自然に会話の中に暗示を入れ込むことができる。
それが相手の無意識に入り込む


生き様から変えるという意味は、リスクをとることができる生き様だと教わった。
自らリスクに立ち向かっていく人間を、人は称賛するものだ。
それが個人対個人でも同じこと。
そこにオーラが生まれる。
理屈じゃない世界なのだ。
動物的な本能の世界だ。
叩き上げの人間が、大学あがりのインテリ人間よりもパワーがある人が多いのは、本能が勝っているからだ。
その二人が対峙したら、勝つのは叩き上げの人間の方だと賛同する人も多いと思う。

全身全霊、勝負をかけてきた人間を、人はおろそかには絶対できない。
しかし、情熱をもっている人間でありながら、客観性も同時にもっていなければいけない。
ただの熱血馬鹿とは違う。
体育会系の営業マンはそれオンリーの人がいる。
冷めている人よりはいいし、押しが強いことも立派な利点だ。
しかし、効率が悪い営業をし続けている人も、俺の周りでたくさんいる。

静かにたたずんでいながら、何か人と違うオーラを発している人がいる。
そうなるためには常に自分に自己暗示をかけていかないとダメだ。
相手の心理が変えるためには、こちらの情熱と生き様がありきで、最後に言葉によってはじめて可能になる。

紙飛行機の生き様ではなく、軽量でありながらも丈夫な高性能金属を身にまとっていなくてはいけない。
それが理屈じゃなく、言葉じゃなく、相手にダイレクトに無意識に訴えかけられる最大のパワーだ。

実は会話の格闘術プログラムで、自分の内面を深く掘り下げていく作業をやる。
いわゆる、無意識の領域を掘り下げていくわけだけど、情熱も抑圧も感情も目的意識も信念もすべて、無意識の中に詰まっている。
これを解き放ったとき、心の底からジワジワと泉のようにわき上がるモチベーションを実感できる。
この体験をした時、無意識のパワーに面食らった

動機付けは、本を読んで刺激されるよりも、自分の無意識を掘り下げた方が、永久に続くモチベーションが身につくとわかった瞬間だった。

己をコントロールできるのも、無意識からしなくてはいけない。それが真のコントロールだ。
左脳の表面だけでコントロールしようとしても、自分を制御しきれないに違いない。